2020年11月更新

仏さまの「ものさし」で測る

私たちは普段、「ものさし」を使って、
自分の価値観で相手を測っています。

すべてのことにおいて「損」だとか「得」だとか、
「楽」だとか「しんどい」とか、
いろんなことを「ものさし」を使って測っています。

そして、その自分の「ものさし」を相手にあてて、
「私が気持ちいいんだから、あなたも気持ちいいと思うでしょ。」
「私が美味しいと思うから、あなたも美味しいって思うでしょ。」
と押し付けてしまいそうになります。

しかし、相手には相手の「ものさし」があるということを、
ちゃんと知っておかなければいけません。

それから、相手の「ものさし」で自分を測ってもいけません。

「あの人が言うんだから信じよう。」
「あの人が言うんだから、、、。」

そうして相手の「ものさし」で生きていると
自分がわからなくなります。

ですから、自分の「ものさし」でしっかりと測ることが大切です。

相手も「ものさし」を持っているということ。
それから「仏さまのものさし」もあるということも、知らないといけないと思うのです。

自分の「ものさし」で測る。
相手の「ものさし」を慮る。

そうしたものを一旦捨ててしまったところに、
「仏さまのものさし」で生きる生き方ができてまいります。

今月も日曜日ごとに御念仏会を開催致します。
15日は今年最後の法要「お十夜法要」です。
どうぞご参詣ください。お待ちしております。