2020年4月更新

普く(あまねく)通じてゆくこと

英語のことわざで
「When life gives you lemons, make lemonade.」
ということわざがあります。

弁栄(べんねい)聖者のお弟子の
田中木叉(もくしゃ)上人のお歌に

またとなき 今日の日ぞ
我が永遠の 分かれ道
歓喜みなぎる 身をささげ
いざやつとめん この一日

というお歌があります。

世間ではコロナウイルスが蔓延し、普通の生活ができなくなって、
下を向いて、暗い顔をしてお過ごしの方も、たくさんおられると思います。

ですけれど、
「普通:普く(あまねく)通じること」って、今まで何も感じていなかったんですけれども、
それができなくなった時に「あ〜なんてしあわせだったんだ」という思いが
湧き上がってこられていると思います。

その思いを今日の「一日」の笑顔に、つなげていただきたいのです。

暗い顔をして、眉間にシワを寄せて、下を向いて生きる1日も「一日」です。

周りの状況がどうであれ、笑顔で、機嫌よくふるまっていると、
あなたのまわりの人が明るくなっていきます。
それを「普通」に致しましょう。

「普く(あまねく)通じていく」世の中にしていきましょう。
暗くなった時ほど、手を合わせて、仏さまを念じてください。

通照院では、4月の日曜日の「法のつどい」今のところ予定しております。
ウイルスの影響で変更があるかもしれませんけれども、
どうぞふるってお参りください。

お待ち申し上げます。