2019年4月更新

「泊まるいのち」と「運(うご)かすいのち」

「いのち」とは「胃」に血が溜まって、それが全身に巡る。
だから「胃の血(いのち)=生きている」という説。

もう一つは「息の道」。
「息をしている=生きている」が縮まって、
「いのち」と言われるようになったという説。

いのちを使った熟語に「宿命」と「運命」があります。
どう違いますか?

宿命の「宿」は「泊まる」といういうことです。
「宿」という意味もありますね。

「いのち」は常に動いているのです。

今、私の後ろで、水が流れているように
「いのち」は常に流れているのです。

それを止めてしまう「宿命」は
どこかあきらめているような感じが致します。

一方「運命」の「運」という字は
「動く」という意味です。

「いのち」そのものが動いていって、
あなたの生き方によって、開かれていくのです。

「運命」は決して決まったものではなく、
開かれていくものなのです。

せっかく「いのち」を授かって、この世に生まれてきたのです。
どんどん開いて、素晴らしい人生にしていきましょう。

今月も日曜日ごとのお念仏会を予定しております。
どうぞふるってご参加ください。