「いのち」とは「胃」に血が溜まって、それが全身に巡る。
だから「胃の血(いのち)=生きている」という説。
もう一つは「息の道」。
「息をしている=生きている」が縮まって、
「いのち」と言われるようになったという説。
いのちを使った熟語に「宿命」と「運命」があります。
どう違いますか?
宿命の「宿」は「泊まる」といういうことです。
「宿」という意味もありますね。
「いのち」は常に動いているのです。
今、私の後ろで、水が流れているように
「いのち」は常に流れているのです。
それを止めてしまう「宿命」は
どこかあきらめているような感じが致します。
一方「運命」の「運」という字は
「動く」という意味です。
「いのち」そのものが動いていって、
あなたの生き方によって、開かれていくのです。
「運命」は決して決まったものではなく、
開かれていくものなのです。
せっかく「いのち」を授かって、この世に生まれてきたのです。
どんどん開いて、素晴らしい人生にしていきましょう。
今月も日曜日ごとのお念仏会を予定しております。
どうぞふるってご参加ください。