2017年12月更新

腹を立てないためには

こんにちは。
もう師走になります。
今年もあと1ヶ月ですね。

日が暮れるのも早くなり、冷たい風が吹き、
どことなく世間もせわしなくなります。

「時間がない」と思って、
ついつい小さなことにもイライラしてしまいませんか。

イライラすることを「腹を立てる」と言いますが、腹は立てようと思って立てるわけではありません。
心おだやかに過ごせる方がいいですね。

「腹を立てる」ことを仏教では「業を煮やす」と言います。
どんな言葉をしゃべり、どんな行動をし、何を考え、物事をどう受け止めるか、
それが自分の思ったとおりではないからイライラする。

ふつふつと「はらわたが煮えくり返る」人もおられますが、
温かくするのは、寒い時のお鍋だけでいいと思います。

寒いとついつい前かがみになり、姿勢が悪くなって、呼吸が浅くなります。
そういう時こそ、しっかり胸を張って、大きく息を吸うことで、
腹はスーッと下に座っていきます。

寒い時こそ深呼吸、深い息、ゆったりとした心構えを大切に致しましょう。

今月もお寺では日曜日ごとに念仏会を行います。
どうぞふるってお越しください。

そして、皆様のよき新年をお祈りしております。