2017年2月更新

自信を持って生きるには

1月20日過ぎに迎える「大寒」を中心に「寒行托鉢」を致します。

なにを好き好んで、一年で一番寒い時期に托鉢をしなければならないのでしょう。
寒行は本当につらく、足先も指先も石のようにカチンカチンに冷えてしまいます。

しかし「つらい行」を敢えてすることで、他の行が「あの寒行に比べたら大丈夫」と思えるのです。
それが寒行の意味かなあと思っています。

皆様も人生においていろいろなつらいことを経験されると思いますが、「一番つらいことに比べたら大丈夫。」と思えたら今、目の前に起きているつらいことを乗り越えやすくなるのではないでしょうか。

その時に大切なことは、一つ乗り越えたら、どんな小さなことでも「自分で自分をほめてあげること」です。

それをしないと、自分の人生に自信が持てません。
「住職さん自信がないんです」と言う方は、自分のことを自分でちゃんとほめていらっしゃらないのではないでしょうか。

「自分を信じること」それが自信です。
自分が生きていることを、随所できちんと認めて、ほめてあげましょう。

今月も日曜日お寺で念仏会を行います。
どうぞお参りください。