2016年12月更新

忘れてはいけないこと

2016年12月のお話です。
12月のことを「師走」といいます。
「師」は先生のことや「お坊さん」のことを指すそうです。
お坊さんが走り回る月。それが「師走」ですが、私としてはお盆の方が走り回っておりますので、8月を「師走」と言った方がいいかもしれないと思っております。

12月になりますと、忘年会にお出かけの方も多いと思います。
この1年のイヤなことを忘れて、すがすがしい気持ちで新しい年を迎えよう、ということでしょうが、「忘れてはいけないこと」もたくさんあると思うのです。

心配しなくても、みなさん忘れるのが上手です。
「忘れてはいけないこと」を忘れていないかチェックしてみましょう。

善導大師がおっしゃった言葉の中に、「この世も、後の世も、仏さまに抱かれて、お育ていただいている」という言葉があります。
どんなことがあっても、私たちは仏さまに守られ、包まれて、そして今があるのです。

そのことさえ忘れなければ、いつもあたたかい心地で生活することができるでしょう。

あわただしい年末を迎えます。
お寺では日曜日ごとにお念仏会をしておりますから、ゆったりとした気分を味わっていただくために、お寺にお越しください。