2016年10月更新

時は命なり

「時は金なり」という言葉がありますが、今月は「時はいのちなり」というお話を致します。

「時間ってなんですか?」と聞きますと、時計を見る人がいますが、「時間」と「時計」は違います。

「時間」を「時計」だと思っていると、時計の針が同じところを何回もまわるように、同じ日がくりかえしくりかえしくると思いがちですが、今日と同じ日は2度ときません。
そして、今年と同じ年も2度ときません。

時は過去から現在、そして未来へと流れていっています。

「私が時が止まっていて、時が流れていく」のではなく、「私は中心でいつも歩いている」のです。
ですから、私には今日しかありません。

「今日つらいことを耐えたら、明日いいことがある。」と思いがちですが、「今、今日しあわせになる」ということが「明日もしあわせである」コツなのです。

死ぬまで「今日しあわせ」その1日1日を大切にしていく。
それが「時はいのちなり」ということだと思うのです。

みなさんは今年あと2ヶ月をどのように過ごされますか?

また日曜日お寺でお待ちしています。
どうぞお参りください。