「時は金なり」という言葉がありますが、今月は「時はいのちなり」というお話を致します。
「時間ってなんですか?」と聞きますと、時計を見る人がいますが、「時間」と「時計」は違います。
「時間」を「時計」だと思っていると、時計の針が同じところを何回もまわるように、同じ日がくりかえしくりかえしくると思いがちですが、今日と同じ日は2度ときません。
そして、今年と同じ年も2度ときません。
時は過去から現在、そして未来へと流れていっています。
「私が時が止まっていて、時が流れていく」のではなく、「私は中心でいつも歩いている」のです。
ですから、私には今日しかありません。
「今日つらいことを耐えたら、明日いいことがある。」と思いがちですが、「今、今日しあわせになる」ということが「明日もしあわせである」コツなのです。
死ぬまで「今日しあわせ」その1日1日を大切にしていく。
それが「時はいのちなり」ということだと思うのです。
みなさんは今年あと2ヶ月をどのように過ごされますか?
また日曜日お寺でお待ちしています。
どうぞお参りください。