お正月には「松竹梅」をいけて、新年を祝うのが一般的ですが、
「万年青」もお正月の寿ぎにふさわしい生け花です。
「万年青」は葉が常緑、花は一年中枯れることなく、
咲き、実をつけ、青い実が冬には熟して紅色になり、次の世代の子孫繁栄につながるということから、
お祝儀の生け花として扱います。
お正月の万年青の生け方は「七五三の伝」といい、
葉の数を「縦姿に七枚」「横姿に五枚」「あしらいに三枚」とし、
三株の葉組み、そして二つの実を合わせていけます。
重厚な銅の花器に万年青の七五三の伝をいけました。
<花材> 万年青
