7月。祇園祭の頃になると、京都の町家の軒先には
ヒオウギのお生花が飾られます。
もともと、悪霊払いとされている魔除けの植物「ヒオウギ」は、
扇子の形をしていています。
扇子でお祓いをする習慣から、
祇園祭の鉾の先頭に立つ男衆たちは、
扇子を手にあおぎながら、鉾を進めていきます。
このことからヒオウギは祇園祭の風物となっています。
<花材> 檜扇(ヒオウギ)